虫歯や歯周病の進行と自覚症状について

こんにちは、院長の本庄です。

今回は、お口の代表的な病気である虫歯、歯周病の自覚症状と進行具合について、少しお話ししたいと思います。

昨今のインターネットの向上により、都会や田舎に関わらず多くの患者さんが、虫歯や歯周病に対して、かなり高いレベルの知識を、お持ちのように思われます。

しかし、実際治療を行う時に患者さんから、痛みが無いのに虫歯があったのですねといった質問や、歯茎が痩せていても、こんなに歯槽膿漏が進んでいたのですねといった質問を耳にする事が、多いような気がします。

これは何故なのか？

虫歯で感じる自覚症状の代表的な痛みは、虫歯がかなり進行して歯の内部の神経の近くにまで到達することにより、外部刺激が神経に到達し易くなり、自覚症状がでてきます。

歯周病の場合には、歯茎の中に歯周病菌が侵入して、歯の周囲の骨を破壊します。これがかなり進行して歯茎の中で歯周病菌がかなり増え、尚且つ体調の変化により炎症が急性化することにより自覚症状となります。

どちらの疾患も慢性的に進行することが多いので、痛みを伴わず組織を破壊して、かなりひどい症状になってから、急性症状を引き起こすので、患者さんの感覚と実際の症状には、かなりのズレがあるように思います。

実際当クリニックでは、患者さんに上記の説明を行うことで、定期健診が何故必要かの説明を行います。

しばらく、歯医者さんにかかっていない方いらっしゃいましたら、是非一度お口の中を調べてもらうのが良いと思います。

お口の相談はいつでものりますので、お気軽に相談してください。